
自分の土地でテント泊。たった一人、たった一日で作り上げるキャンプサイト
人力で整地をちょっとだけやってみたけど、全然無理っすね。
人力作業で完成する頃には、背中の筋肉が鬼の貌の様になるか、その前に腰が砕けると思います。
なので重機は必須!
と言うことで、3トン未満の重機免許取ってきた(正確には特別教育を受けてきた)のでその時の事を書いていきます。
結論から言うと、ずばり「1〜3トンのパワーショベル」です。
整地も抜根もパワーショベルだけオッケーです。
大きさには1トン未満〜何十トンまでたくさんありますが、キャンプ場の整地なら「1〜3トン」で十分かと思います。
そもそも、キャンプ場の整地で3トンクラス以上乗る必要性はほぼないと思われます。もしあってもそれはプロに依頼した方が良いかと思います。免許も取れますが、取るのは時間も費用もかなりかかるので仕事で使う人以外は取る必要はないです。
まぁ、「敷地が広大過ぎる。」とか「時間がなくて早く整地したい」などの特別な事情がある場合は、3トン以上がよいかと思いますけど。
1トンクラス
・コマツ・・・ PC10MR-2
・コベルコ・・・ SK10SR
・クボタ・・・ U-10-5
2トンクラス
・コマツ・・・ PC20MR-5
・コベルコ・・・ SK20SR
・日立建機・・・ ZX20UR-5A
3トンクラス
・コマツ・・・ PC30MR-5
・日立建機・・・ ZX30UR-5B
・キャタピラー・・・ 303 CR
私はコマツさん推しです。
何故なら、重機の元整備士やリース会社の営業マンがコマツさんを推してくるからですw
わたしにはパワーショベルの専門知識も業界知識もありません。そして、たいして学ぶ気もありませんw
なので、有識者達の意見に100%素直に従います。
氏曰く、 コマツの重機は
・リセールバリューが高い
・提携業者がそこかしこにある
・部品もコマツ重機エンジニアも多い
・世界第二位シェアかつ日本メーカーで安心
とのことです。
ちなみに、パワーショベルは名前がたくさんありますが全部同じ意味です。 使い分けがあるっぽいですが、どれでも通じるので気にしなくて良いです。
・パワーショベル
・ドラグショベル
・ユンボ
・バックホー
私有地で乗るので免許とかいらないです。購入するのにも必要ないです。
ただし、レンタルするには免許が必要なことな多いです(なくても貸してくれるところあるかもしれないけど。それはそれでどうなのよ?)
免許不要とはいえ、安全面など考慮して、きちんと教育は受けるべき。という考えのもと、以下の免許をとりました。
免許というか「特別教育」ですね。
以下法令があるので受けなくてはならない教育です。
特別教育を必要とする業務 第三十六条
九 機体重量が三トン未満の令別表第七第一号、第二号、第三号又は第六号に掲げる機械で、 動力を用い、かつ、不特定の場所に自走できるものの運転(道路上を走行させる運転を除く。) の業務 九の二 令別表第七第三号に掲げる機械で、動力を用い、かつ、不特定の場所に 自走できるもの以外のものの運転の業務 九の三 令別表第七第三号に掲げる機械で、動力を用い、かつ、不特定の場所に 自走できるものの作業装置の操作(車体上の運転者席における操作を除く。)の業務
引用:e-gov法令
要するに「事業主は、従業員に3t未満の重機を使った業務に就かせる場合には、この特別教育を必ず実施させてください。」という内容です。
つまり、事業でやってないし、従業員もいないし、誰から報酬もらえるわけでもないので、私はこの法令に関係なくパワーショベルに乗れるんです。でも受けておくんです。レンタルしたいから。
さまざまな箇所でやっていて、WEBから申込ます。トータル二日間かかるので、お近くの教習所ならどこでも良いと思います。
例)
・コマツ教習所
・キャタピラー教習所(東関東)
・PEO建機教習センター
私ことSUNは、コマツ教習所で取りました。最寄りではなかったのですが、土日受講ができたのがコマツさんだけでしたので。
私が支払ったのは、17,000円(テキスト代込)ですが、交通費、お昼ご飯代、などを入れると2万超えてます。
私が行ったコマツ教習所での話ですが、他も似たり寄ったりだと思います。
ご参考までに
何がつらいって。
「60分講義 10分休憩 」これを7セットやります。。。
学生時代だったら毎日やっていたセットなのに…30代後半の私には相当つらい。
学生ってすげーな。って何度も思いました。
内容はと言うと、私に取っては未知の世界の話なので、油圧シリンダーとか力点とか作用点とかの話に入るとちんぷんかんぷんw 重機の種類や、法律などの話は良いんですけどね…
1日目の最後にテストがあります。
講義中、講師の方が強調する(何度も言ってる)ことがそのままテストに出るので「同じことばっかりしつけーな。」って思ったところをメモしておくと吉です。
合格点とかわかりませんが。はっきり言って「合格させるための試験」なので、落ちる人はほぼいないようです。なので基準は相当低いと思われますので気負わずとも大丈夫です。
「ここの教習所は難易度が高い!」って思われたら誰もそこに教習受けに来なくなっちゃいますしね。
まず、この特別教育を受けに来てる人の99%はお仕事として受けに来られてる方です。
なんでわかったのかって?
だってみんなマイヘルメット持ってきてるんだもん!
私と、一緒に受けてくれた友人だけですよ。「ヘルメット貸してください。」って言ったの。
つまり、ほとんどの方は現場などで軽く操作したことあったり、先輩方の巧みな操縦を間近で見てるんです。
ただでさえ初めての操縦で緊張してるのに。そんなアドバンテージを持った連中と一緒に受けるのはさらに緊張します。
でもまぁ、今日を最後に二度と会わない人達なので、どんなに下手な操縦で笑われようと気にしないことにします。
午前と午後で、それぞれ違う重機の実技をやります。私の場合は、ホイールローダーとパワーショベルでした。
教習所によっては、ブルドーザーとかなのかもしれません。
ホイールローダー
全く使う気のない重機「ホイールローダー」の実技。
ホイールローダーの使い道をあまり知らないけど、主に土とか運ぶ系の重機っぽいです。
パワーショベル2t
今回の目的。シンクロ率を上げないと乗りこなせないです。
操作方法は、JIS式とコマツ式がありますが、コマツの教習所なのにJIS式でやります。
何人もの人の前にやるのは少し恥ずかしいですが、工事現場では事故回避のために必須事項!操縦技術なんかよりもずっと大事です。
たぶん、これが一番教官が教えたいことだと思います。1日目の座学でも感じていましたが、この特別教育は「操作方法を教える教育ではなく、事故を起こさせないための教育」みたいです。
<教わること>
操縦方法は事前にその場で教えてくれますが、覚えられなくても教官のアドバイスが要所要所で出てくるのでなんも心配いりません。言われた通りに操作してればオッケーです。
<実技試験>
やったのはパワーショベルだけでした。タイムトライアル的な感じで以下をやります。2分を切ったら教官が褒めてくれますw
<免許証授与式>
最後は前日に座学をした教室で免許証を授与されます。どうやら今回のハンター試験で落ちた人は一人もいなかった様子。